コンサルタントの「質問力」/野口吉昭

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)

この本の中では、蝶ネクタイチャートが一番使えそうだと思った。現状→課題→アクションプランへの落とし込みがひとつの図の上で出来るのは、客観的に見てもわかりやすい。
この本のテーマの質問に関しては、「事実・全体像・選択肢を組み合わせる」というアドバイス的な質問や、蝶ネクタイチャートを使ってのインタビューの準備、接続詞でつながらないのは論理が上手く構成出来ていない為という点は、意識することで改善できるかもしれないと感じた。
しかし、場の空気の読み方やフレームワークの利用、語彙力を鍛えるといった点は、経験が無いとレベルアップは難しいと思うので、現状では質問をする際の構成要素の一つとしてあるんだな〜という程度の把握で良いと思う。(もちろん、意識しないと経験がレベルアップには繋がらないが。)

傾聴についても書いてあったが、当然だが、『心の対話者』の方が深く書いてある。こちらでは、コンサルティングはクライアントを徹底的に知る必要がある為、「相手を知る」という事の為のモノとして出ている。

興味深かったのが、羽生善治氏の『決断力』からの抜粋の部分で、

  • 「プロの棋士は、十手先を読んで将棋を指すを言われるが、どんなにシュミレーションをしても、相手はこちらが考えてもいない手を打ってくるものだ。結局のところ、「一手ごとに決断し、その場その場で決めていくのが実態」だ。」(羽生善治『決断力』)

とあるのが、『「まさか」の名将の計略』に出てきた作戦を考える際の流れと同じだった。「相手は相手の戦略で攻める」「状況は常に変わるので、その都度最適な案を選択すべき」という点は、まさに同じ事を言っている。この「一手ごとに決断し、その場その場で決めていく」という過程は、コンサルタントがインタビュー中に質問のシナリオを組み立てる過程と似ているらしい。という事は、インタビュー中の質問のシナリオ構築の流れは、軍事作戦中の作戦の組み換えと同じらしい。

メモ

  • 教え方:できるだけ具体的に「カタチ」として言葉にする →×「べき論」
  • 短いキャッチフレーズが頭に残る
  • 頭ではなく身体で納得感があると「目からウロコ」になる
  • 事実、全体像、選択肢を組み合わせ、それらを上手く相手のレベルに合わせて”ちょっとだけ”レベルが上がる程度の質問として構成する
    • 「○○さんは××が得意のようですが、△△を覚えると武器が増えますが、どうしましょう?」
  • 相手が、どこか気になる仕草や表情、あるいは私生活が垣間見える発言をしたときにそれを書き留めておくことは、ムダではない。
  • 話し手が自分自身で問題の本質を発見できるような質問をする
    • 「君自身はどう考えているの?」
    • 「なぜそうしたいと考えているの?」
    • 「ちょっとわかりにくかったから、今話したことを三つのポイントに絞って整理してくれるかな?」
    • 「つまりどういうことだと思う?」
    • 「一言で言ったらどうなるかな?」
  • 蝶ネクタイチャート:ボトムアップ型+ブレイクダウン型のロジックツリー
    1. 仮説に沿って情報収集
    2. 課題解決のための目標を立てる
    3. 基本コンセプトや基本戦略を考える
    4. アクションプランに落とし込む
  • インタビューの準備
    1. インタビューの目的を決める
    2. 相手から実際に何を聞き出せそうか、相手の興味関心の中心はどこにありそうかの仮説を立てる
    3. 具体的な質問事項に落とし込む
  • インタビューの準備に蝶ネクタイチャートを活用する
    1. 「何が聞きたいか」「何が聞けそうか」を洗い出す
    2. 洗い出した項目をボトムアップ型のロジックツリーによって共通項でまとめる
    3. あつひとつの結論(テーマ)にまとめる
    4. そのテーマを聞き出すための具体的な質問事項を考える
  • 場の空気がいつもと違う/予想と違うときは、できる限り早くその空気をつかみ、仮説を立てる
  • ゼロベース思考:業界や会社の常識を疑う。役職を離れて、自分がもし違う立場ならどのような発想をするかを考える
    • 「○○さんならどう考えるか?」を繰り返す
  • 質問をする際には、クローズドクエスチョンや具体的な質問など、相手が答えやすい質問から入るのがセオリー
  • 会話の主導権を握る:聞き手が聞きたい情報を、話し手が話すように、短いコメントやうなずきを入れる
  • 鳥の目/虫の目での質問:全体を見る質問/細部を見る質問=抽象度の高低
  • 相手の目線を把握して質問をする:経営のトップ=鳥の目、現場:=虫の目
  • なぜなぜ5回:問題が発生した際に「なぜ?」5回繰り返すことによって問題の真因に迫る事ができる(トヨタで実践されている)
  • 語彙推定テスト:語彙力のテスト(NTTコミュニケーション科学基礎研究所がネットに公開している)
  • 著者の考える「語彙力や語感力のある人」:「稲盛和夫」「立花隆」「大前研一」「高橋俊介」「中谷彰宏」「ヘンリー・ミンツバーグ」「ピーター・ドラッガー」「ジャック・ウェルチ」「アブラハム・マズロー
  • 30秒ステートメント:上司に意思決定を仰ぐときに、以下のような理論展開で簡潔なプレゼンテーションをする(P&G
    • 「現状の【最重要課題】は○○です。根気の我々の【目標】は△△です。課題を踏まえて、目標を達成する為の【実現策は三つ】考えられます。一つ目は ○○、二つ目は△△、三つ目は××です。三つの【実現策のメリット・デメリットを検証】すると、◎◎のようになります。よって、二つ目の△△を【提案します】。意思決定をお願いします。」
  • 言葉のひげ(センテンス前の「えー」や「あー」)を退治する:話す時間の短縮・主張を絞り込む・文脈を凝縮する
  • 接続詞でつなぐことが出来ない=論理が上手く構成できていない
    • 接続詞:「そして」(順接)、「しかし」(逆説)、「また」(並列)、「さらに」(添加)、「ところで」(転換)
  • 「プロの棋士は、十手先を読んで将棋を指すを言われるが、どんなにシュミレーションをしても、相手はこちらが考えてもいない手を打ってくるものだ。結局のところ、「一手ごとに決断し、その場その場で決めていくのが実態」だ。」(羽生善治『決断力』)
  • プロの棋士は将棋盤を思い浮かべてシュミレーションをする=コンサルタントフレームワークを思い浮かべてシュミレーションする
  • フレームワーク
  • シンプルSWOT分析:それぞれのマトリックスに自社や自分の状況を書き出していく
S:強み O:機会
W:弱み T:脅威
  • クロスSWOT分析:それぞれの項目をクロスさせることで、採るべき戦略仮説を考える
O:機会 T:脅威
強み:S
弱み:W
  • 次にするべき質問がまったく浮かばいない2つの要因
    1. 質問の仕方の問題:うまくシナリオがつながらない、広がらない質問の仕方のために相手から豊かな言葉を引き出せない
    2. 聴き方の問題:質問に対する相手の答えのニュアンスを受け取るアンテナ感度が弱いため、せっかくのシナリオの流れを断ち切ってしまう

私塾のすすめ/斎藤孝・梅田望夫

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

この本の中で、「あこがれる人物を三人挙げる」という考え方が一番気に入った。確かに、三人挙げる事で自分の個性がより明確になるように思う。実際に自分で考えたところ、「人」だとなかなか出てこない。今まで読んできた本が、人物中心の物ではなく、テーマが中心となっている物が多かったからだと思う。そこで、自分は映画も好きなので、好きな映画や好きな映画のキャラクターでも良いのではないかな?と思った。
自分が好きな映画のキャラクター

実際に挙げてみると、好きな映画はたくさんあるけど、なかなか出てこない。あこがれる人物や古典も3つずつ挙げれるように考えたい。
「あこがれる人物」、「古典」、「ビジョン、アイデア、スタイルの三つの概念」のどれにしても「3」という数はスッキリしてるし、物事のまとめには最適だと改めて感じた。2だとなんだか少ないし、4だと覚えきれないし。
幸せのハードルを低めに設定するというのは、意識していかないと難しいが、最終的には一番確実に幸せを感じる事ができるように思う。収入が上がったり、周りの人の状況だったり、広告だったりでの先入観がきっかけで、自分の幸せのハードルが気づかないうちに上がってしまっている場合があるので注意したい。揺るがない価値観をしっかりと持つという事は、言い換えれば「俺は俺だから」と言えるような図太い人になるという事だと思う。そのためには、自分自身をしっかりと肯定する事が必要であり、常に肯定する為には逆に常に自分自身に疑問を投げかける必要がある。

  • 常に「なぜ?」という自問自答を投げかけながら、決めた事は貫く。


メモ

  • 「あこがれる人物」を三人挙げる:三人だと、その組み合わせの中にその人の個性が浮かび上がる。自己の内部に重要な他者が何人も棲み込んでいる感覚が生まれ、自己イメージが進化する。
  • 自分の提案が断られると、自分の人格を否定されるように受け取る人が多いが、提案と人格はまったく別
  • ヒットはなかなか出ないというのが基本にある。しかし、数をやると必ず打てる。確率の世界。
  • 仕事の対象への愛情がないとサバイバルできない。いやいや仕事をしている、長時間やるのが苦痛だという仕事では、これからは競争力が出ない時代なのだ。
  • 結局、人との出会いがすべてをドライブしてくから、人との出会いを本当に大事にするということ。他者と普通は合わないものだというのを前提においた上で、ちょっとでも合うことがあって、いいところが見つけられたら喜ぼう。
  • 物事が続くか続かないかというのは、細かい差異に敏感になってそれが面白いと思えるかどうかによる、という面がある。
  • 「なんとか職人」とう感じの自己規定をしてみると、腹が決まるというか、逃げ出せなくなって、そうなると、細部に楽しみを見出すことができるというメリットがある。
  • 言葉を味方につける:人に言われて嬉しかったことをメモ等に残す。言葉は、心の浄化機能としてすごく大きな役割を果たす
  • 自分の古典を持つ:マキャベリが好きな人なら、いつもマキャベリに立ち返る。古典は類推可能なのが良さ。今の状況をまさに言っているように感じる事ができる。
  • ビジョン、アイデア、スタイルの三つの概念を意識する
    • ビジョン:みんながこういうふうになっているといいなという映像のようなもの。
    • イデア:ビジョンを実現する為に作っていく。
    • スタイル:戦う戦略の統合体のようなもの。スタイルがあると、一種の美意識を感じることができる。
  • やらない事を決める
  • ギリギリまでやって駄目だった/上手くいった経験はとても大事:四、五年間ギリギリまで勉強をしたので、向いていない事がわかった
  • 「これさえ確保すれば幸せ」という幸せのハードルを低めに見積もっておくと、判断基準もシンプルになっていて、必要ないものが先に判断できる。

「まさか」の発想・名将の計略/松村劭

「まさか! 」の発想・名将の計略

「まさか! 」の発想・名将の計略

軍事作戦の考え方や計略を、わかりやすく紹介している。中には現代のビジネスなどの例も挙げてあり、現代とかけ離れたようない内容にもなっていない。指揮官=経営者・リーダー、兵力=資金力・営業力といった読み替えをすると、イメージが付きやすい。
本書の基本はあくまでも軍事作戦なので、今まで読んだ事のあるビジネス書とは違う主張もあり、非常に面白いと思った。
「最終目的までの詳細な計画を立てる事は意味がなく、その都度の状況を踏まえて、大胆案を選ぶ事がベスト」という考え方や、「こちらは自分の計画で動き、敵は敵の計画で動く」という考え方は、”なるほど”と感じた。

  • 三現主義:「現場進出」・「現場把握」・「現場認識」
  • 「羊の超える山道は大群も超えられる。敵の抵抗を排除するよりも、機動困難な地形を克服するほうが作戦は確実である」(フレデリック大王)
  • 「敵がどうするかを先に考えるな!俺はどうするかを考えてから、それに対して敵はどうするかを考えよ」(フレデリック大王)
  • こちらは自分の計画で動き、敵は敵の計画で動く
  • 状況の3/4は霧の中
  • 人間が考える四つの行動方針案:「大胆案」・「最小後悔案」・「最大期待値案」・「最大安全案」
  • 「作戦は大胆であれ!しかし、最悪に対応できる予備をもっておけ」(ロンメル将軍)
  • 最終目的までの大胆案を計画し、当面の目標へ向かう。当面の目標に至れば、改めて最終目的までの大胆案を計画する。
  • アッチラ大王の統帥原則 =他民族から尊敬を受け、それらの民族をアッチラ軍に参加させた
    1. 悪い報告をすぐに行った者を賞し、しなかった者をすぐに罰すること
    2. 人々の面子の平等を厳格に守った
  • 「先入観を取り除くために、つねに”なぜ?”を自問しないものは、どんなに勉強しようとも怠けものだ。頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現代のガラクタ置き場でもない。将来の問題についての研究所なのだ」(フラー少将)
  • 「リスク最小は破滅への道であり、大胆は最大の安全策である」(ネルソン提督)


メモ

  • 作戦方針の作成:演繹的帰納法
    • 命題:計画の要素のうちの何を決定するか
    • 前提:決定に影響する要因は何か、その特質は?
    • 分析:複数の決定案について、実行可能性と成果をシュミレーションする
    • 比較:比較のための要因に比重をつけて、決定案を比較する
    • 結論:最終案を選択し、実行のための主要な対策を決定する
  • 戦場の読み方
    1. 戦場を選択
    2. 戦場の特性を把握
    3. その特性を最大限に利用
  • 作戦での地政の読み方
    1. 境界の設定:作戦行動の障害となる地域を明確にする
    2. 主要交通流路(接近経路)を明らかにする:経路が交わるところには、人が集まり、都市が生まれる。
      • 人・情報・お金の経路が交わる点は重要なポイントとなる
    3. 地域の特性を戦術的に分析して最大活用の方法を考察する
  • 障害によって絞り込まれた接近経路(=隘路)の出入り口は、作戦計画上の緊要地域となる。
  • 「争地には、すなわち攻むるなかれ。交地には、すなわち絶ゆるなかれ」(孫子
    • 敵味方が争地と認識するような緊要地域を敵が先取した場合、それを奪い取ろうとすると戦力の消耗や作戦の拘束になってしまう。また、交通の集約点については、常時支配しておくことが必要である。
  • 三現主義:「現場進出」・「現場把握」・「現場認識」
  • ×「こちらの動きに対応して敵が動く」=「敵の動きに対応してこちらが動く」という思考方式が潜在する為
  • 敵の可能行動を数多く考えるより、敵ができそうにもないこと考えて作戦計画を立てることが必要(フレデリック大王:ナポレオンが師と尊敬した人物)
  • 作戦は主導的に考えるもの
  • 作戦を立てるときの2つのアプローチ(パットン大将)
    1. 敵のすべての可能行動を見積もって、そのすべてに対応できる最良の作戦方針を導き出す方法
    2. 最初に作戦方針を決め、その実行を有利にする敵の可能行動と、妨げとなるような敵の可能行動とを区別して考察方法
      • しばしば、奇抜な計略のある案が案出される
  • 「羊の超える山道は大群も超えられる。敵の抵抗を排除するよりも、機動困難な地形を克服するほうが作戦は確実である」(フレデリック大王)
  • 「敵がどうするかを先に考えるな!俺はどうするかを考えてから、それに対して敵はどうするかを考えよ」(フレデリック大王)
  • 松坂投手が最初の敗北を喫した際の捕手のアドバイス
  • 「ダイスケはいつの間にか自分の投球を見失ってしまって、打者に主導権を渡しているのだ。大輔は自分の信念で投球を組み立てて、打者の構えに煩わされる投球したらどうか」
  • こちらは自分の計画で動き、敵は敵の計画で動く
  • 状況の3/4は霧の中
  • 「人は強くなければ生きられない。しかし愛がなければ生きる資格がない」(レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』)
  • 目標へのアプローチ:
    1. 直接的に接近するコース:○仲間同士でわかりやすい ×敵に見破られて対応されやすい
      • 合コンで、目当ての相手に対して遮二無二プロポーズをする
    2. 間接的に接近するコース:×仲間同士でわかりにくい ○敵が判断に苦しむ
      • 合コンで、目当ての女性の友人に接近して、目当ての女性に対する誠意ある想いを伝える
  • 「真っ直ぐな道より、迂回する道の方が目標に確実に到達できる。動物は同じ道しか通らないが、知恵ある人間は無数に道を発見できる」(フレデリック大王)
  • 人間が考える四つの行動方針案:「大胆案」・「最小後悔案」・「最大期待値案」・「最大安全案」
  • 例:転職を考えている人に対してのアドバイス
    • 大胆案:調理師免許を持っているのだから、レストランを始めるべき。成功すれば収入は良い。
    • 最小後悔案:職安が持っている就職先から選ぶ。相談者の後悔が最小だから、失敗しても、「しょうがないや」となる。
    • 最大期待値案:知り合いの会社に就職。給料はさして良くないが、将来昇進するだろう。実行の可能性(容易性)が最も高く、結果もほどほどに得られる。
    • 最大安全値案:実家に帰り、家業を継ぐ。
  • 一般的には、「最大期待値案」を採用するが、「状況の3/4は霧の中」なので、流行的常識に乗るのは、選択の誤りとなる。
  • 状況に関する将来の見通しは不等式で考えよ
  • 常識を前提として選択する「最大期待値案」は、世に批判される「希望的観測案」にほかならない。
  • 「作戦は大胆であれ!しかし、最悪に対応できる予備をもっておけ」(ロンメル将軍)
  • 古代ローマ共和国では、指揮官が敗北しても罰を加えず、もう一度戦場に送り出した。 =軍人に対するもっとも厳しい処遇であるが、有能な将軍たちを駆使できる。
  • 奇襲:「意表をつく」・「察知されない」・「対応の暇を与えない」
  • 奇襲を計略する方法
    1. こちらの行動の如何にかかわらず敵が主導的に行動すればいかなり戦局の様相になるかを想像し、敵の作戦計画を破壊する方法を創造する。
    2. 敵が戦場をどのように戦場を利用しようとしているかを敵の態勢から読み取り、不利店を見破って奇襲する。
  • 過去に失敗によって地獄を体験したことのない指揮官は、作戦計画の変更を好まない。
  • 「戦局が行き詰っているときに、増援によってそれまでの作戦を継続しようとするのは愚の骨頂である。作戦計画を変更せよ」(リデル・ハード)
  • 前衛の使命:「敵情・地形の捜索および偵察」・「本隊の警戒」・「敵の拘束」・「主力の欺騙」・「誘致・導入」
  • 前衛指揮官の戦術能力は、総指揮官のそれとほぼ同等でなければならない
  • 上手なゴルフプレイヤーなら、最初に四打で攻めるという大胆案を選んで攻撃ルートを描いたあと、五打で攻める最大期待値案を描く。それぞれ第一打目標地が重なる場合は、文句なく、その案を選定する。(「大体目標が得られるような作戦線を選らべ」という間接近接戦略の原則に沿う)
  • 最初の段階で、最終目的までの計画を詳細に立てるのはナンセンスであるばかりでなく、先入観を植え付ける事になる。
  • 最終目的までの大胆案を計画し、当面の目標へ向かう。当面の目標に至れば、改めて最終目的までの大胆案を計画する。
  • 作戦計画の深さは当面の目標まで。最終目標を見るな。
  • 敵を誘う方法:「戦力の劣勢を見せる」・「退路を開放する」・「敵に挟まれる」
  • 攻撃は直線運動・防御は偏心の円運動
  • 勝利は敵将の作戦計画を破壊して得られる →相手が降伏する
  • 持久戦を成功させる5つの条件:「逃げ込む場所がある」・「機動力が敵に勝る」・「機動するのに十分な戦場の広さがある」・「通信が確保でき、敵情を迅速に交換できる」「持久戦で稼いだ時間と強力な戦力整備で、最終的に決戦によって勝利する」
  • 1/9の兵力を予備隊とする
  • 「五感の半径内で戦うと考えよ」
  • アッチラ大王の統帥原則 =他民族から尊敬を受け、それらの民族をアッチラ軍に参加させた
    1. 悪い報告をすぐに行った者を賞し、しなかった者をすぐに罰すること
    2. 人々の面子の平等を厳格に守った
  • 軍事上の天才の素質(クラウセヴィッツ):それぞれの素質をバランス良く持っている
    • 勇気:「個人の危険に対する無関心」・「責任に対する勇気」
    • 智力:「戦局眼」・「決断心」
    • 沈着 =油断のない心
    • 挑戦的な名誉心
    • 忍耐力
    • 堅固な感情 =内に秘めた情熱
  • ジンギス・カーンの2タイプの武将
    • 戦時向きの武将:自己の個性に基づき意思決定し、危険を求めて挑戦することを喜び、平時にあっては他人としばしば悶着を起こすが、少なくとも軍隊を弱化させない。
    • 平時向きの武将:法と組織にもとづいて意思決定し、摩擦や危険の回避に巧みであり、平時にあっては円滑な軍隊運営を行うが、軍隊を弱化させる傾向が強い。
  • ジンギス・カーンは、戦時向きの武将を指揮官とし、その参謀として平時向きの武将を起用した
  • 「もし、指揮官に部下を愛する誠意があるなら、もっとも激烈な環境に対応できるという自信を兵士に与えることである。それは兵士に失敗と経験を数多く経験するような訓練を与えることだ。精神的、肉体的苦痛を味わわせないような教育訓練はありえない」(イスラエルの猛将アロン)
  • 「先入観を取り除くために、つねに”なぜ?”を自問しないものは、どんなに勉強しようとも怠けものだ。頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現代のガラクタ置き場でもない。将来の問題についての研究所なのだ」(フラー少将)
  • 「切り結ぶ刃の先こそ地獄なれ、たんだ踏み込め、あとは極楽」
  • 「豪胆な人はどんな仕事も引き受けるが、すべてを成功させることができずに失敗もする。しかし、忘れてならないことは、豪胆でない軍人は絶対に名将になれない」(ナポレオン)
  • 「リスク最小は破滅への道であり、大胆は最大の安全策である」(ネルソン提督)

心の対話者/鈴木秀子

心の対話者 (文春新書)

心の対話者 (文春新書)

アウトプット勉強会に初めて参加させていただき、その課題本である本書を読みました。
「聞くこと」に焦点を当てた本。話の聞き方の意識から具体的な方法まで書いてありあます。
相手を受け入れ、相手が話し、相手が考える。という「受容・傾聴」の姿勢が基本にあり、自分は相手の鑑のような存在になるイメージを持ちました。相手の言っている話を否定も肯定もせず、ひたすら聞くというのが鉄則。問題の所有者は相手であり、聞き手が解決をしようとしてはいけないという点は、相手を尊重するという意味でも、相手の問題を自分の中に抱えてしまわないようにする点でも、納得しました。

  • 話を聞く際は、相手を否定も肯定もせず、フィードバックやまとめの質問で内容の確認を取りながら、ひたすら聞く。
  • 問題の所有者は相手であり、自身で解決をしばければならないので、自分が相手を変えようと思ってはいけない。

相手を受け入れる・認めるという点では、何に書いてあったかは忘れたのですが、「人の批判をする際には、その人の良い点を3つ挙げた上でする」というものが有り、似ているのかな〜と感じました。この点を意識するようにしてから、反射的に批判をするような事は無くなりました。
勉強会の中で、ひたすら聞く「受容・傾聴」のスタイルは、時間的にも制約があり、聞き手には話し手を説得したいという気持ちがある場合(例えばビジネス)に使うのは難しいのではないか?という話題になりました。
話をしていく中で、

を連想しました。ファシリテーターは、会議や話し合いの進行役としてリードをしてくれますが、内容については個人の意見を言うことはありません。しかし、時間の制約がある場でもファシリテーターは参加者の意図を一つにまとめる事が出来ます。なので、時間的な制約が「受容・傾聴」のスタイルが使えない理由にはならないと思います。
サーバントリーダーシップは、命令型のリーダーシップとは逆の考え方で、リーダーは奉仕者として部下の自主性を尊重するリーダーシップです。相手を尊重する点など、「受容・傾聴」のスタイルに近い部分がありそうです。サーバントリーダーシップに関しては、関連書を読んだりはしていないので、これから読んでみたいと思います。
逆ピラミッド型の組織図は、一般的な社長が一番上にあり、現場が一番下に来るような組織図を上下逆さまにしたような物です。セブンアンドアイホールディングスの組織図は、「お客様」を一番トップに置き、その下に「各事業会社」、一番下の方に「取締役会」などが書いてあります。(イトーヨーカドーの組織図も同じ形で、これよりもわかりやすかったのですが、Web上からは消えていました。)顧客第一という点もあるのですが、現場を尊重するような社風を組織図から汲み取る事が出来ます。(この逆ピラミッド型の組織図は、アメリカの百貨店のノードストロームが元祖のようで、「ノードストロームの逆ピラミッド型の組織図」と呼ばれているそうです。)

具体的なテクニック的な内容では、下記の点がすぐに使えそうだと感じました。

  • 相づちやうなずきを交えながら聞く。
  • 相手の「表情」「姿勢」「身体の動き」「前傾の度合い」など、様々な部分からの見られるメッセージを感じ取る。
  • 相手の答えやすい質問をする。
    • クローズドQ→オープンQ(範囲限定)→・・・
    • 「たとえば〜なら、どう思う?」
  • 「事実」「感情」「意味」で話を捉える
    • 事実:5W1Hを可能な限り把握する(「つまり、〜ということですね?」)
    • 感情:どんな気持ちなのか(「あなたは、〜と感じたんですね?」)
    • 意味:事実と感情の関連性を把握する(「【事実】なので、あなたは【感情】なのですね?」)

ザ・ファシリテーター
サーバント・リーダーシップ
ノードストローム・ウェイ―絶対にノーとは言わない百貨店 (日経ビジネス人文庫)


メモ

  • 聞く側:受容
    • 否定も肯定もせずに聞く
    • ひたすら聞く
    • 相手の意見を判断せずに聞く
    • 応答のバリエーション:ミラーリング・相づち・うなずき・沈黙
    • 相づちのバリエーションを持っていることが、聞き上手の要因
      • うなずきという動作の存在感が非常に大きい
    • フィードバック:相手が話した内容を性格に受けとまたかどうかを確認する作業
      • あなたの言うことを私は〜だと理解しましたが、それでOKですか?」
      • ミラーリング:「あなたは〜と思うのですね?」 →話をちゃんと聞いてくれていると感じる
        • 言い換えをする
        • 相手のキーワードを中心に、簡潔に返す
      • フィードバックを繰り返しながら、主題を把握し、話し相手と共有する
    • これ以上聞いても時間的・精神的に無理がある場合 →話を浅いところへ持っていく
      • 「みな少なからず、あなたと同様の思いを抱いている」という一般論に持っていく
    • 相手をポジティブに評価する
      • ×「彼にはまだ能力が無い」 →相手の能力を低く評価する=ディスカウント
    • 相手を変えようとしない
    • 愚痴・悪口は、ただ受け止め、そのまま流し去る
    • 問題所有の原則:問題を所有し、解決を探る主体は、あくまでも話し手
    • 自分の頭に様々な事が浮かんでくるが、それにとらわれない
      • 自分の中に起こる思いを客観的に把握して意識から外し、話し手に意識を集中する。
    • 先入観や疑似体験の記憶を意識からはずす
      • 「事実」「感情」「意味」で話を捉える
        • 事実:5W1Hを可能な限り把握する(「つまり、〜ということですね?」)
        • 感情:どんな気持ちなのか(「あなたは、〜と感じたんですね?」)
        • 意味:事実と感情の関連性を把握する(「【事実】なので、あなたは【感情】なのですね?」)
    • 「どう思う?」というタイプの質問には、答えなくていい
      • 質問の回答を受け流し、同じ質問を返す(「まぁ、特に悪くないけど・・。あなたは?」)
      • 「私は」という但し書きをつける(「これはあくまでも私の主観ですが、〜」)
    • 90:10の法則:不快感の90%は自分自身が生み出している
    • 相手が感じるように感じる
    • 相手が内面的な成長を果たすことが重要 →×問題の解決
      • 話し相手を観察:「表情」「姿勢」「身体の動き」「前傾の度合い」
      • 話・表情の一貫性の無さは、話してが問題を抱えている証拠
      • 混乱した相手は、複数の事実と感情を同時に表明する傾向がある
  • 質問⇒「あなたの話しを重要だと思っていますよ」というメッセージ
    • 肯定的な質問(○「それでOKなんですね?」、×「それではダメではないか?」)
      • どちらのタイプの質問でも、知りたい情報は得られる。
      • 肯定的な質問は、相手からの信頼感が増し、前向きに話すようになる。
    • オープンクエスチョン/クローズドクエスチョン
      • オープンQ:自由に意見を述べる質問形式
      • クローズドQ:「はい/いいえ」で答える質問形式
    • あいまいさを残す質問
      • 相手「どうしたらいい?」→自分の考えやアイデアを表明する(「こんな方法もあるのでは?」)
      • 「もし」や「たとえば」での質問 →「たとえば、Aさんの立場なら、どう感じるかな?」
      • 範囲の設定:回答の出しやすさ⇔回答の自由度 の調整ができる。
    • 水路づけ
      • 話のどこに質問するかによって、その後の会話の流れが大きく変わる
    • 会話が深まらない=両者に関心のあるテーマが話題になっていない。
    • 答えやすい質問:クローズドQ→オープンQ(範囲限定)→・・・
    • まとめの質問:「要するに、問題は〜ということでしょうか?」
  • 相手に働きかける:精神的ストローク(相手の存在を高く/低く評価する)
    • プラスのストロークを投げかけられた人は、相手の言葉をさらに深い部分で聞く
      • 名前で呼びかける
    • マイナスをプラスに転じるストローク
      • ×「こんな問題で50点しか取れないんじゃ、先が思いやられる」 ○「あれだけで50点取れるなら、先が楽しみ」
    • サンドイッチストローク:良い事→悪い事→良い事 の順に話す
      • 「よく勉強したじゃない。でも、50点しか取れなかったのは残念だったね。でも、今度が楽しみだね」

V.A. / In Ya Mellow Tone

イン・ヤ・メロウ・トーン

イン・ヤ・メロウ・トーン

久々にCDの衝動買いです。かなりいいです。
Jazzy Hiphopで、全体が綺麗で落ち着く雰囲気なのですが、曲も遅すぎず、暗い訳でもなく、ラップも邪魔になっていないので、聴いていて飽きないです。いつ聞いても心地良いって言い方がいちばんしっくり来るかも。

これは、買うかすっごく迷ったけど、とりあえず保留にしといた。バキバキのテクノだけど。(打ち込み系のジャンルはあまり詳しくないけど・・。)

THE OWL OF MINERVA

THE OWL OF MINERVA

これもかなりカッコいいと思う。爆音で聞きたい感じ。ただ、iTunesにあったから、そっちで買えば1000円安くなるし。

最近はiTunesがほどんどだったけど、たまにはCDを買うのも良いかも。

抱っこ紐が使いたい。

将来的に子供ができた時には抱っこ紐をしたいな〜と思ってる。もちろん子供もいなけりゃ結婚の予定も無いんだけど。
以前に雑誌か何かでニューヨーカー的な人が抱っこ紐をしてるのを見てからそう思うようになった。
小さい頃から出かける際には自分が抱っこしてなるべく父親派にしておいて、思春期になった頃に「親父うぜぇし」とか「親父くせぇし」とか言わせないようにする魂胆。多分間違ってるけど。
イメージとしてはこんな感じのやつで。ジーンズにTシャツとキャップに抱っこ紐!みたいな。

ダコビー デュラ ブラック 01-050

ダコビー デュラ ブラック 01-050

スリングが流行ってるのは知ってるけど、あれってあまりにも女性っぽくてイマイチな気がするし。で、ベビーカーは三輪のヤツ。機能的に四輪とどう違うのかとかはぜんぜん知らんけど。
New York・Baby 3Wheelベビーカー ブラック

New York・Baby 3Wheelベビーカー ブラック

バッグは大きめのヤツにオムツやら着替えやらを入れて・・。
DadGear メッセンジャーバッグ ソリッドブラック

DadGear メッセンジャーバッグ ソリッドブラック

基本的に何にでも形から入るタイプなんで・・。

美容院で買うワックスがAmazonにあった。

いつも美容院で買うワックスをAmazonにて発見。昨日わざわざ美容院まで行って買ってきたのに・・・。
自分が良く買うのがSPICEとかPrejume waxとかで、美容院かハンズやロフトとかで買ってた。
でも、これらのワックスって基本的にどこでも値引きはされていない。消耗品だし少しでも安く買えたらいいなーとは思ってたんだけど。

Amazonにあると、本と一緒に買えるしありがたい。1500円未満で買い渋ってる本もたくさんあるし。

ちなみに、Prejume waxを使う時は、7番(固い)と1番(柔らかい)を髪の量に合わせて混ぜて使ってます。髪が長くなってきたら1番を少し多くする・・。って感じです。

ミルボン プレジュームワックス 7 90g

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ミルボン プレジューム グロス 1

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アリミノ スパイスシスターズ ハードワックス 35g

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